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競艇で買い目を変えると来るのはなぜ?買わないと当たる”確率の罠”と”3つの鉄則”

競艇で買い目を変えると来る現象の正体と対策のアイキャッチ画像

競艇で展開予想を立て、いざ舟券を買おうとした時、直前で買い目を変えてしまい、地獄のような後悔をした経験はないだろうか。

もしかしたら、この選手来るかもしれない…

直前情報をみたら、この選手が飛ぶ気がしてきた…

こんな感じで、直前のオッズや展示を見て不安になり、本来入れてなかった買い目を足してしまったり、はたまた本命だった目を切ってしまったり。

そして最悪なことに、そういう時に限って「買い目を変えると来る」現象が起こってしまう。

変えていなければ当たっていたのに、投票締切直前でチキってしまったせいで、舟券が紙クズ同様になるあの現象。

これは、ボートレースをやったことがある人なら、誰しもが経験する究極の”競艇あるある”だ。

ではなぜ、俺たち舟券師は直前でパニくり、自滅してしまうのか。

今回は、多くのファンを狂わせるこの謎現象の正体を、行動経済学とメンタルの観点から徹底的に深掘りしていこうと思う。

この記事を読むと、自分の軸がブレる本当の原因が分かり、明日から直前パニックを物理的に防ぎ、無駄な負けを減らすメンタルを手に入れることができるだろう。

直前で買い目を変えて的中を逃す、絶望のループから、今日で抜け出しましょう。

目次

なぜ競艇で「買い目を変えると来る」のか?自分の軸がブれる原因

そもそもなぜ俺たち舟券師は、直前で買い目を変えてしまうのか。

そして、買い目を変えると来る現象が起きてしまうのかを、解明していこう。

まず先に断っておくと、この現象は単なる”運”や”神様のいたずら”では、片付けられないくらい、人間の「心理的な罠が存在している。

自分の軸がブレてしまう原因は、投票締切直前に”損をしたくない”という心理が、大きく働いてしまうことで、冷静な判断が出来なくなっているからだ。

これを行動経済学においてプロスペクト理論と呼ぶ。

人間は損失回避をしたいという心理が働くと、合理的な判断が出来なくなってしまい、結果的に”損”をしてしまう、非合理な生き物だ。

そして、締切直前まで、軸がブレてしまう情報が、たくさんYouTubeや競艇のデータサイトから、提供される。

直前情報後に起こるオッズ変動、YouTubeに出演してる演者の予想、直前の展示情報などなど…

深く考えれば考えるほど「あれもこれも」と手広くなってしまい、いざ投票しようとした時に「このままだと的中してもトリガミになるかも……」という恐怖(損失回避)が襲ってくる。

すると俺たちは、点数を絞るために、最初に自分が信じた本命の目をパニックで削ってしまい、直前で良さそうに見えた別のオッズの目に買いかえてしまうのだ。

これが、俺たち舟券師が頭を抱え、地獄の後悔をしてしまう、「買い目を変えると来る」という”謎現象”の正体となる。

そして、何が一番怖いかというと、パニックになってることを、本人が自覚してないというところだ。

エア予想は的中!「競艇で買わないと当たる現象」が起きる確率の罠

自分の軸がブレてしまう対策の前に競艇で買わないと当たる現象についても、少し触れていこう。

よく、エア予想はめちゃくちゃ当たるのに、いざ自分のお金を賭けた時に限って、外れてしまう。

エア予想の時は「買っておけば良かった」、お金をかけた時は「買わなきゃ良かった」。

そんな経験も、舟券師であれば”あるある”ではなかろうか。

実はこれも、決して”運”でも”神様のいたずら”でもなく、行動経済学の「自己奉仕バイアス」と「利用可能性ヒューリスティックで説明がついてしまうのが怖いところだ。

この「買わないと当たる現象」の説明の前に、「自己奉仕バイアス」「利用可能性ヒューリスティック」の説明をしよう。

自己奉仕バイアスとは

成功した時は自分の能力や努力(内的要因)のおかげと考え、失敗した時は運や環境(外的要因)のせいにする心理傾向のことを指す。

利用可能性ヒューリスティックとは

去の経験やメディアなどで「思い出しやすく、印象に残りやすい情報」を基準に、物事の発生確率や重要性を直感的に判断してしまう思考のクセ(認知バイアス)を指す。

この2つがうまく噛み合うことで、競艇で買わないと当たる現象が、頻繁に起こると”錯覚”してしまうということだ。

つまり、実際は「そんなに的中率高くない」ということを、認識しておこう。

競艇で買わないと当たる現象の正体は「確率の罠」

それじゃあ、上で説明した「2つの認知バイアス」を用いて、「買わないと当たる現象」について深掘りしていく。

実は「エア予想の的中率が高くなる」現象は、神様に意地悪されているのではなく、「的中率が高くなるよう錯覚しているからだ。

ここで、一つ質問をしよう。

今まで、エア予想で「当たったレース」と「外れたレース」が、それぞれ何レースずつあるか、具体的なレース数を出すことが出来るか。

おそらくそんなの覚えてないよと、当たったレースばかり思い出してないか。

これが、先で説明した利用可能性ヒューリスティックだ。

そして、当たったレースばかり思い出す理由こそ、自己奉仕バイアスにかかっている。

例えば1ヶ月に100レース見送ったとした場合

100レース中外れたレースが90回、当たったレースが10回だとした場合、的中率はたったの10%だ。

しかし、外れた場合に「買わなくて良かった」で終わってしまい、次のレースの展示を見る頃には忘れていることがほとんど。

逆に、当たった場合に「やっぱり俺の予想は完璧だった!」と、強烈な後悔とセットで、記憶の奥深くに刻まれる(自己奉仕バイアス)。

そして、エア予想を立てる時に、思い出されてしまうのが、印象に残った”当たった時の記憶”であり、そうなると自然と「買わないと的中率が高い」と錯覚してしまう(利用可能ヒューリスティック)。

つまり、競艇で買わないと当たる現象の正体は、認知バイアスによってもたらされる、分母が本来の数値とズレによる「確率の罠」なのだ。

なぜ本番(実戦)になると「秒で外れる」のか?

ここまで読めば、「実際はエア予想でも的中率は変わらない」ということが理解できただろう。

しかし「実際にお金を賭けると外れる」理由への説明はつかない。

でも実際は、これも行動経済学の観点から、原因を解明できてしまう。

実際にお金を賭ける場合は、「少しでも損をしたくない」という損失回避思考が働いてしまい、トリガミにならないよう、買い目点数を極限まで絞ってしまう。

事前予想では「1-2-流し(4点)」で考えていたのに、いざ買う段階で「6番艇は切って3点に絞ろう」と欲を出す。

結果、「1-2-345」で買って「1-2-6」が来るという、あの吐き気がするような「3着抜け」を自ら引き起こしてしまうのだ。

しかし、お金をかけない場合、実際にお金が掛かっているわけではないから、冷静かつオッズを無視して「1-2-流し」で4点を手広く考えるだろう。

もっと言えば、エア予想であれば「12-12-流し」と、8点まで増やすことよくある話だ。

そうすると、手広く予想をしている「エア予想」の方が、的中確率は高くなるだろう。

いくら、エア予想で的中し、トリガミだろうと関係ない。

つまり、買わない時の予想は精神的ストレスがかかっていない分、判断基準・点数ガバガバ予想になっていることがほとんどだ。

これが、「買わないと当たる・買うと当たらない」と感じる、確率の罠なのだ。

直前で買い目を変えて後悔しないための3つの鉄則

それではようやく、直前で買い目を変えて後悔しないための、対策を3つ教えよう。

後悔しないための”3つの鉄則”
  • 締め切り10分前以降はオッズ画面を絶対に見ない
  • 事前の展開予想にない「ノイズ」は1ミリも入れない
  • 見送ると決めたレースは「この世に存在しない」と割り切る

この3つは、俺が実際に舟券を買う時に、心掛けている3つの鉄則だ。

冒頭でもお話しした、絶望的なループを抜け出し、今日で後悔する毎日とおさらばしよう。

【鉄則①】締め切り10分前以降はオッズ画面を絶対に見ない

やはり、自分の軸がブレる最大の原因は、直前の「オッズ変動だ。

これを極限まで排除するためには、物理的に「見ないこと」が一番の特効薬になる。

締め切り10分前になったら、オッズ画面は完全にシャットアウトするのだ。

もっと言えば、俺は舟券を購入した時点で、レースのライブ配信画面すら閉じるようにしている。

なぜなら、ライブを見ていると、締め切り直前まで解説者の声や直前情報という「ノイズ」が耳に流れ込んできて、結局脳がパニックを起こしてしまうからだ。

レースはリアルタイムではなく、すべてが終わった後に「リプレイ」で確認する。

たったこれだけのことで、余計なオッズ変動や演者の声を完全に遮断することができ、自分が最初に信じた「ブレない予想」を最後まで守り抜く環境が整うのだ。

環境を整えた上で、じゃあ具体的にどうやってオッズを一切見ずに「妙味ある買い目」を組み立てていくのか。

俺が現場で命金を張って研ぎ澄ましてきた「5つの実戦ルーティン」のすべては、以下の記事でステップごとに公開しているから、合わせて読むことを強くオススメする。

【鉄則②】事前の展開予想にない「ノイズ」は1ミリも入れない

正直な話、鉄則①の「10分前シャットアウト」を実践すれば、展開予想にないノイズが入る確率は激減する。

だが、人間の意思は弱い。

1ミリの雑念すら徹底的に排除したいのであれば、舟券を買う前に、紙でもスマホのメモでもいいから「自分の最終予想」をすべて書き出すことを強くオススメする。

なぜなら、テレボートの画面を開いて買い目をポチポチと入力している「その数十秒」の間にも、オッズの数字や締切のカウントダウンが目に入り、脳に雑念が湧いてしまうのが世の常だからだ。

そこで、事前にメモ帳へ書き出した買い目を、テレボートに“ただ機械的に入力するだけの作業”にする。

投票画面を「予想する場所」ではなく、「自分の決定を発注するだけの場所」に変えるのだ。

自分の予想をあらかじめ紙やメモに書き出しておくことは、その時点で「自分の買い目を完全にロック(確定)させる」という、最強のブレ防止策になる。

【鉄則③】見送ると決めたレースは「この世に存在しない」と割り切る

最後の鉄則は、見送ると決めたレースは「この世に存在しない」と完全に割り切ることだ。

直前情報も見なければ、オッズも見ない。

そんなレースは最初から存在せず、自分が「買う」と決めたレースだけが、本日この世で開催されていると思い込むのだ。

もしそれでも、どうしても見送ったレースが気になってソワソワしてしまうなら、答えは一つ。

スマホを閉じて物理的に距離を置くしかない。

俺の場合、見送ると決めたレースに関しては、直前情報もオッズも、そして「結果」すらも、そのレースに関わるすべての情報を徹底的に遮断する。

鉄則①でも述べた通り、俺はライブではなく後からリプレイで確認するスタイルを貫いている。

だから、リアルタイムの解説者の声も、SNSのタイムラインの騒ぎも一切関係ない。

情報を1ミリも入れないのだから、見送ると決めたレースは、そもそも開催すらされていないのと同じだ。

この徹底した「割り切り」こそが、無駄なパニックを未然に防ぎ、あなたの軍資金を守るための最強の盾になる。

【まとめ】ブレない舟券予想が最強のメンタル防衛策になる

ここまで読めば、実は競艇の謎現象はすべて脳みそのエラー(錯覚)によるものだと、十分に理解できたはずだ。

軸がぶれて「買い目を変えると来る」という現象は、締め切りが近づくにつれて「損をしたくない」という無自覚な心理的パニックが起きて自滅しているだけ。

逆に「買わないと当たる現象」も、自己奉仕バイアスや利用可能性ヒューリスティックといった認知バイアスによって、脳が勝手に“的中率が高い”と錯覚してしまっているだけなのだ。

神様が意地悪をしているわけでも、あなたの運が悪いわけでもない。

すべては、直前の情報過多によって脳がバグっているのが原因だ。

だからこそ、俺たち舟券師は、投票時のメンタルを自らコントロールしていかねばならない。

ぜひ、今回俺が紹介した『3つの鉄則』を、明日からのレースで1回だけでもいいから取り入れてみて欲しい。

たったそれだけでも、直前パニックで無駄に軍資金を溶かすギャンブル沼から、確実に一歩抜け出すことができるだろう。

競艇において一番大事なことは、大勝ちすることよりも、何より無駄に負けないことだ。

パニックになって買い目をこねくり回し、舟券代を丸々失うくらいなら、自分の最初の予想を信じ切る。

このブレないメンタルを持つことこそが、最終的に競艇で利益を積み重ねていくための、最も強い第一歩になるのだ。

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